2017-10-27 月夜旅 三夜 【poem】月夜旅 今宵は、怖いくらいに深く乾いた渓谷で、たったひとりしか生息していない錯覚に陥ります。どこまでも人の手では成し得ることのできない、芸術的で粗野な谷に吸い込まれそうです。いつも以上に足元を鮮やかに照らしてくれる、お月さまとお話しします。お月さま、どうして、喧嘩をしてしまうのかな。見栄とか欲、自己主張の種が無くなれば。弱さの隠れ蓑たちが無くなれば。平穏になるのかな。